妊娠中の風疹感染で障害を持つ赤ちゃん、2014年は過去最多

妊娠中に母親が風疹に感染すると、したため、赤ちゃんが先天性風疹症候群という障害を持って生まれてくる可能性があります。2014年は、こうした赤ちゃんの数が過去最多だったことが分かりました。

女性が妊娠初期に風疹に感染した場合、赤ちゃんに発達の遅れや心臓病、目が見えにくい(白内障の症状)などの障害を持って生まれてくることがあります。これが先天性風疹症候群と呼ばれているものです。

国立感染症研究所によると、去年、こうした先天性風疹症候群の障害を持って生まれた赤ちゃんの報告数が全国で31人になり、これまでで最多だった2004年の3倍を超えました。

また、風疹患者の診断数も1万4357人と前の年に比べて6倍以上で、過去最多となっています。風疹は春から夏に流行することが多く、予防はこれからが本番です。妊娠を予定する女性だけでなく、感染の増大を防ぐためには、周りの人も予防接種を打つなどの対策を取るようにしましょう。

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